フィリピン独立電力市場運営会社(IEMOP)の幹部によると、国内各地で発電所の稼働が相次いでおり電力の安定供給が期待されることから今年下半期の電力基本料金が前年同期に比べ大幅に下落する可能性が高いという。実際に6月の電力卸売り市場における売電価格は、雨期入りで電力需要が低減したことから1キロワット時当たり平均3.86ペソと、5月期の4.01ペソから下落。昨年6月の同6.15ペソに比べると大幅に落ち込んでいる。同社幹部によると、天然ガス燃料の火力発電所からの電力供給量が合計1400メガワット分まで大幅に増えていることに加え、過去14カ月の間にルソン地方において太陽光発電所からの電力供給量も新規に700メガワット分が増強され、同地方の電力供給体制が大幅に強化された。(7日・マニラタイムズ)
下半期の電気代 安定供給で安価に
2025/7/8
経済