貿易産業省によると、投資委員会(BOI)が今年上半期(1~6月)に養鶏場事業やココナツ加工施設など食糧安全保障分野の事業31案件(事業総額187億ペソ)を承認した。これら案件が操業されれば、7000人を超える雇用を生み出す見込み。同省によると、31案件のうち17案件は養鶏場事業で、8案件が養豚場事業。残りはココナツ加工施設や統合乳業施設、温室野菜栽培施設や冷蔵倉庫施設、さらに飼料製造施設など。雇用予定数ではココナツ加工施設が4725人を雇用するほか、養鶏場17事業は計1009人を雇用する予定。31案件中6案件は稼働しており、7案件が施設建設中であるほか、1案件が稼働前の段階で、残り17案件が開発前段階にある。2023年2月に署名された大統領令18号で、戦略的投資案件の登録手続きや政府の認可取得手続きなどが簡略化されるグリーンレーン制度が設置されており、食糧安全保障分野もその対象分野。(5日・インクワイアラ―)
食糧安全保障向け 投資31案件を承認
2025/7/8
経済