ロペス財閥の地熱発電事業部門エネルギー開発会社(EDC)は2025年の地熱発電掘削拡張事業に総額180億ペソを支出する。今年中に19本の新規地熱井を掘削する計画で、事業計画が進めば141メガワット分の地熱発電拡張につながる。現在、EDCは国内で13カ所の地熱発電施設を運転しており、発電総量は1200メガワットと国内の地熱発電能力全体の約60%を占めている。同社は2024年に計24本の地熱井を掘削しており、同社が民営化された2007年以降で過去最大の地熱井掘削本数を記録していた。また、同社は比国内だけでなく、インドネシアの地熱発電事業への参入も検討しており、すでに2案件の地熱発電事業計画を進めている。(29日・スター)
地熱掘削拡張に180億ペソ支出へ
2025/5/30
経済