フィリピン娯楽ゲーム公社によると、今年1~3月期における国内のカジノ事業者やオンラインゲーム事業者による総ゲーム収入が1040億ペソと前年同期比27.4%増と大幅に拡大している。このうち、オンラインゲームおよびオンラインビンゴによるゲーム収入が513億9000万ペソと全体の49.36%を占め、統合カジノ施設などのカジノ事業収入の492億8000万ペソ(全体の47%)を初めて上回った。また、同公社直営のカジノ施設の運営収入は34億5000万ペソと同3.31%増にとどまっている。カジノ事業収入は前年同期比1%減少しており、同公社では、国内のゲームやギャンブル利用者が実際のゲーム施設から携帯などのオンラインゲームに流れていることが鮮明になったと分析している。同公社のテンコ総裁は実店舗におけるゲーム収入の減少にもかかわらず、首都圏パラニャーケ市やクラーク特別経済区における統合カジノ事業は依然、観光業にも波及するため重要だとの見方を示した。(8日・スター)
オンラインゲームが カジノ収入を超える
2025/5/13
経済