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先進国への道のり

2006/5/8 社会

30年後のメーデー

 アロヨ大統領は数カ月前、三十年以内にフィリピンを第一流の国家にしたいとの願いを表明した。リーダーシップと健全な経済、安定と強力な法と秩序があれば、フィリピンは先進国の仲間入りをする潜在的能力を秘めているというのだ。

 そのためには、比は今後十年間、少なくとも八%のGDP成長率を維持し、汚職はできるだけなくし、指導者集団は国造りに専心しなくてはならない。

 首都マニラは公正な選挙、政治に影響されない行政サービス、規律のある市民の存在ゆえに海外の信用も高まり始めるだろう。インフラや平和、ガラス張りの行政に対する外国人投資家や観光客の要求に応えているだろう。比は新しいシンガポールになる。

 アジアの各国はG8やパリクラブ入りを熱望している。マレーシアのアブドラ首相はこのほど、マレーシアを第一世界の仲間入りをさせる二十年の経済計画を発表した。比は追随する国家のままだ。

 だが、三十年で変えることはできる。もしアロヨ大統領とその後継者が国を賢く治め、汚職を追放し、脱税者を刑務所に送り、裁判所が迅速に正義を下せば、比は次なるアジア経済のタイガーになれる。

 二〇三六年のメーデーを想像してみよう。大半の海外就労者は、自国で働くか海外で奴隷のように働くかは自ずからはっきりしているので、すでに帰国している。産業国家となり、世界レベルの商品とサービスを輸出し、貧しい国々の再建を支援している。余裕の出た家庭は長い週末を計画する。誰にも持ち家がある。新聞には「良く働く中国人乳母求む」「ロシア人ボディーガード求む」などの求人広告が出ているだろう。 (2日・タイムズ)

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