
本編映像では、路地裏を散策していた露伴を見つけ、スリの男2人組が彼に近づく。最初は適当にあしらっていた露伴だったが、とあることをきっかけに怒りをあらわに。露伴の気迫に押され「何も盗ってねぇし」と言い返す男だったが、露伴の怒りは収まらない。露伴はイタリア語を流暢に操りまくし立てる。なおイタリア語で露伴が長セリフを言うことになったのは、露伴役の高橋からの提案によるものとのこと。
前作「岸辺露伴 ルーヴルへ行く」でも美しいフランス語を披露した高橋。高橋はイタリア語について、「フランス語よりも発音がカタカナに似ていて、前回よりも少し話しやすかったように思います。ただ、日本語からイタリア語にすると、思った以上にセリフが長くなってしまい……(笑)。ですが、このリズム感は大事にしたかったのでそのままイタリア語で演じました。そこがどんな風に映るか、ぜひ皆さんのご感想を聞きたいなと思っています」と語る。また今回外国人キャストで初めて“ヘブンズ・ドアー”をかけられた2人について、特殊造形の梅沢壮一は、「イタリア人は顔の彫りが深いので、隙間から本人の肌が見えてしまわないように、(日本人キャストで制作するときよりも、)目の周りの部分を少し小さくしています」と説明した。
「岸辺露伴は動かない」は「ジョジョの奇妙な冒険」シリーズに登場するマンガ家・岸辺露伴の、取材先で見聞きした奇妙な体験を描く連作読み切り。映画では、そのシリーズ1作目となる「懺悔室」にオリジナルエピソードを加えた物語が展開される。映画は5月23日に全国公開。
「岸辺露伴は動かない 懺悔室」
2025年5月23日(金)ロードショー
スタッフ
原作:荒木飛呂彦「岸辺露伴は動かない 懺悔室」(集英社ジャンプ コミックス刊)
監督:渡辺一貴
脚本:小林靖子
音楽:菊地成孔/新音楽制作工房
人物デザイン監修・衣裳デザイン:柘植伊佐夫
製作:「岸辺露伴は動かない 懺悔室」製作委員会
制作プロダクション: NHKエンタープライズ、P.I.C.S.
配給:アスミック・エース
キャスト
(c) 2025「岸辺露伴は動かない 懺悔室」製作委員会 (c) LUCKY LAND COMMUNICATIONS/集英社
提供元:コミックナタリー