投資委員会(BOI)の委員長を兼務するロケ貿易産業相は、米国による相互関税措置の発効などにより投資控えが鮮明となる中、今年通年の登録投資額目標1兆7500億ペソを下方修正しない方針を明らかにした。今年1~6月期のBOI登録投資額は3820億ペソと前年同期の9552億4000万ペソに比べ60%減と大幅に縮小している。昨年通年のBOI登録投資額は1兆6200億ペソと過去最高を記録していた。米国のトランプ政権は比に対して相互関税率19%を一律に課しているほか、半導体製品に対しても100%関税率を課す方針を示している。ロケ大臣によると、今後、比の投資誘致ミッションをカンボジアと日本、ニューヨークとフランスに年内に派遣する予定だという。(19日・スター)
BOI登録投資 目標額変えず
2025/8/21
経済
