アヤラ財閥の自動車部門子会社、ＡＣモーターズは11日、記者会見を行い、中国のＩＴ大手で電気自動車製造にも参入しているバイドゥ（ＢＹＤ）との間で、比国内における販売代理店契約を結んだことを明らかにした。ＡＣモーターズが今年末までにマニラ首都圏を中心に12～13カ所の販売代理店を設置し、５年以内に全国で40店舗まで拡張させる計画。まずバイドゥ車の高級セダンとスポーツ仕様車、そしてコンパクトカーなどの４車種の電気自動車販売を開始する。ＡＣモーターズは現在、起亜自動車（ＫＩＡ）と提携して、同社の電気自動車５車種を販売しているが、バイドゥの４車種も合わせ、比の電気自動車市場をけん引する勢いを示している。（11日・マニラブレティン）