デラサール大学医学保健学部の研究チームは、国の木に指定されているナラ（マメ科シタン属のカリン、インドシタンとも呼ばれる）の木に強い抗酸化成分が含まれているとする研究成果を発表した。抗酸化効果は老化現象を抑えるほか、人体の免疫力を高めて糖尿病や高血圧、喘息やがんなどにも効果があるとされている。研究によると、ナラの木に含まれる抗酸化成分は米農務省が定めている世界の抗酸化成分に富んだ食物326品種のうちトップ10％に含まれる食物と同等の成分が含まれており、比で繁殖する植物では最高水準だとしている。ナラの抽出成分を補助食品として摂取することで免疫力が高まる可能性があるとし、ナラの植林をさらに促進させることを勧告している。（７日・インクワイアラー）