アボイティス財閥の発電部門、アボイティスパワーはこのほど、日系企業のチームエナジーが運営していたケソン州にあるパグビラオ石炭燃料火力発電所(最大発電量735メガワット)の運営権を確保したと発表した。同発電所はチームエナジーがBOT方式で30年近くにわたり運営してきたが、契約期間が終了し、政府の電力部門資産負債運営会社(PSALM)に経営権を返却。PSALMがすぐにアボイティスパワー傘下のサーマ・ルソン社に運営権を引渡した。一方、日系電力小売り会社のチーム・フィリピン・エナジーはアボイティス傘下の運営に代わっても、同発電所からの電力配電・小売り事業を継続して請け負うことになっている。チームエナジーは昨年10月にも長期間運営してきたスアル火力発電所(1200メガワット)の運営権を比政府に返還している。(16日・スター)
火力発電所経営 日系企業から移行
2025/8/18
経済
