ラウレル農務相は１日、国家食糧庁が来年からトウモロコシの調達を開始することについて、来年度の予算として５億ペソから10億ペソまでを概算要求する方針だと明らかにした。同庁は以前にコメだけでなく、トウモロコシも調達し、備蓄していたが、最近はコメの調達・備蓄だけに特化していた。同相によると、国家食糧庁は飼料用ではなく、人間が食べるホワイトコーンを調達する予定。コメの代替主食としてトウモロコシを調達し、市場に安く販売することで国民の間のコメ不足の解消にも役立てたいとしている。同省によると、国内のトウモロコシ生産にかかる費用は１キロ当たり10.05ペソから13.20ペソの間とされている。比統計庁によると、今年５月１日時点における国内のトウモロコシ備蓄量は67万1100トンで、前年同月の71万720トンに比べて5.6％減少している。（２日・マニラタイムズ）