アヤラ財閥系の拡大商業銀行バンク・オブ・ザ・フィリピン・アイランズ(BPI)の2025年1~3月期決算報告によると、純益が166億4000万ペソとなり前年同期比9%増と堅調に伸びている。貸付残高が増えたことに加え、マージン収益も堅調で、経費抑制も順調だった。同期の純金利収入が前年同期比15.3%増まで伸びたため総収入が447億ペソと同13.1%拡大した。また、3月期の不良債権比率も2.26%と安定。同行の総貸付残高は2兆3000億ペソと同13.2%増加し、預金総額も2兆6000億ペソと6.3%増加した。3月の総資産額は3兆3000億ペソと同6.9%増加した。同行は3月に過去最大となる総額8億ドルの社債発行(償還期限5年が5億ドル、同10年が3億ドル)に成功している。自己資本利益率も15.35%まで上昇。(22日・スター)
BPI第1四半期純益 9%増の166億ペソ
2025/4/23
経済