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ハロハロ

2015/12/7 社会

 ブリュッセルの街はずれの喫茶店に腰を掛け、コーヒーを飲んでいた。ホテルを出て、ひとり歩いてたどり着いた静かな日曜の朝だった。広場で骨董市が開かれており、喫茶店の窓の向こうに、くすんだ色の絵画に見入る地元のお年寄りの姿があった。あたりには素朴で穏やかな時が流れていた。あれからちょうど4年。ブリュッセル郊外のモレンベーク地区の今は、パリ郊外サンドニとともに、イスラム教徒の若者が「イスラム国」(IS)へと向かう欧州最大の「過激派供給地」と化した。パリ同時テロの首謀者はここで育った。

 10年前、第2世代のイスラム教徒の若者は今と違っていた。ミラノにある二つのモスクを訪ね、祈りに参加したことがある。貧しいながらも若者たちは明るさを持っており、人なつっこい笑顔を見せて異邦人の私に話し掛けてきた。職を求めて中東から移り住んだ10万人が密集するモレンベーク地区は、欧州経済の低迷で失業率が50%を超え、貧困が進んだ。若者の転落に歯止めが掛からないという。ソーシャルメディアでISからの「求人広告」に応じる若者が後を絶たないと聞く。

 日本やフィリピンに住んでいると、数年で大きく変化した「すき間」もない欧州の緊張した社会の空気は想像できない。パリの同時テロは、観光や短期出張では分からないフランスと縁辺国の変貌ぶりを垣間見せてくれた。(実)

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