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ハロハロ

2009/11/9 社会

 ラグナ、バタンガス両州にまたがってすそ野を広げるマキリン山。ふもとの丘陵から眺めると、山頂にかかる雲が半年ぶりに流れを変えていた。筆者が気づいたのは10月26日。「マキリン山頂の雲、これまでと逆方向に流れ出す」と日誌に記した。昨年は10月15日に同じような記述をしている。年によって多少違いはあるが、この時期、それまで南西から吹いていた季節風が、北東に変わる。

 首都圏があるルソン島西岸。この地域の季節の移り変わりは、北東、南西、二つの季節風がもたらすのかもしれない。「季節風は大陸と海洋の温度差が原因で起こり、平均して、冬は大陸から海洋に、夏は海洋から大陸に向かって吹く。東南アジアやインドに著しく、乾期・雨期を生じるもとになる」と「大辞泉」にある。だが、乾期に入ったはずの11月上旬、今期最後の台風といわれた「サンティ」(21号)が過ぎ去った後も激しい風雨の日が続いた。

 ところが、まだ南西季節風が吹いていた10月初旬。大きな被害を出した「ペペン」(17号)がルソン島を横切って数日後だったと記憶するが、背の低い雨雲などは見当たらず、ほうきで掃いたようなすじ雲が浮かぶ南ルソンの空は、どこまでも青く澄んで、俳句の季語「秋高し」を思い起こさせる日々だった。「男心と秋の空」︱︱。変わり易い二つを並べた諺(ことわざ)だが、さて今年は、日本帰りのツバメがどのような空を飛ぶのだろうか。 (濱)

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