ゴールドラッシュに沸くコンポステラバレー州マコ町のデオロ山は危険なため、現在、環境天然資源省が入山を禁止しているが、小規模な違法採掘が後を絶たない。ドゥレス大統領顧問(ミンダナオ担当)をはじめ関係機関による対策会議が七月末、開催されたが、少数の鉱夫たちが禁止令を無視して入山、金採掘をしている証拠のろ過装置が発見されたとの報告があった。
環境省によると、デオロ山は地盤が柔らかく、その上多数の違法採掘坑道のため、地すべりを起こしやすい状況となっており、政府は入山を禁止している。約五百の坑道があるが正式認可されたのは百四十にすぎないという。
同省は違法な採掘装置・器具類の解体、押収命令を出した。(5日・ブリティン)