Logo

14 日 マニラ

32°C26°C
両替レート
¥10,000=P3,790
$100=P5,680

14 日 マニラ

32°C26°C
両替レート
¥10,000=P3,790
$100=P5,680

自治体の自覚求める

2004/4/5 社会

続わいせつ広告問題

 「十五歳の少女を性的に味わう」ことを連想させるとして、女性団体などが強く抗議しているリムトゥアコ酒造の大衆ブランデーの広告。上院選に出馬するリム・元マニラ市長は幹線道路沿いの大看板によじ登り、「十五歳」の文字を削除した。だが、効果はなかったようだ。車で現場を通過する男性たちは、削除部分に頭の中でもっと若い年齢を当てはめることができるのだから。

 このブランデーを誰かにすすめられたら、十五歳かそれより若い自分の娘や孫を「その誰か」から遠ざけたほうが賢明だ。また、夫がそのブランデーを買って帰宅するようなら、妻として夫を強く疑うべきである。

 フィリピンではこれまでにも広告による女性への性的搾取は続発している。比航空会社「シーエア」の昨年と今年のカレンダーを送ってくれた読者がいる。添えられていた手紙には「観光振興か、それとも売春産業の奨励なのか」とあった。

 そのカレンダーには裸の比人女性が寝室や海辺などでぎこちなくポーズを取っており、画質や女性の質は高くなく芸術と呼べる代物ではない。これを見て思い出したのが、一九八〇年代に観光省が作成したポスターだ。民族衣装の女性とともに印刷された「もっと」の文字が「もっと若い女性」を連想させるとして問題視された。

 一方、パンガシナン州ダグパン市で昨年、オレンジジュースを待ちきれない様子の扇情的な白人女性の大看板をめぐり論争がぼっ発。しかし、看板撤去の決議案が市議会で通過し解決している。

 ほかの自治体がなぜ、ダグパン市に習わないのか不思議である。(3月31日・インクワイアラー、リナ・ヒメネス・デビッド氏)

おすすめ記事

幽霊インフラ事業摘発へ 政府機関が連携体制を確認

2025/11/14 社会 無料
無料

PNPの偽アカウント出現を警告 ACGと連携し偽アカウント対策

2025/11/14 社会 有料
有料

一斉取り締まりで重大犯罪者拘束 違法LPG充てん施設の摘発も

2025/11/14 社会 有料
有料

比残留2世の日本国籍認めず 「就籍」申し立て、家裁が却下

2025/11/14 社会 有料
有料

非正規ルート経由の出国に警鐘 DMWが国民に注意喚起

2025/11/14 社会 有料
有料

台風被害地でも査証延長手続き可能 BIが電子申請の利用を呼びかけ

2025/11/14 社会 有料
有料