Logo

03 日 マニラ

34°C25°C
両替レート
¥10,000=P3,800
$100=P5,535

03 日 マニラ

34°C25°C
両替レート
¥10,000=P3,800
$100=P5,535

北ラナオなどで2回目実施 自治政府の領域確定へ

2019/2/7 政治
投票のためコタバト州ミドサヤップ町の小学校の教室に並ぶ有権者ら=中央選挙管理委員会提供

バンサモロ自治政府への参加を問う第2回住民投票が北ラナオ、コタバト両州で行われた

 バンサモロ自治政府への参加の賛否を問う第2回住民投票がミンダナオ地方北ラナオ、コタバト(コタバト市がある場所とは別)両州で6日午前7時〜午後3時までの間に行われた。前日の5日には北ラナオ州で爆発が3件起こるなどしたが、投票は順調に進んだ。

 中央選挙管理員会によると、投票率は60%程度とみられている。約67万人が選挙登録を済ませており、数日内に明らかになる見通しの結果を受けて自治政府の領域が決まることになる。

 自治政府への加入対象となるのは北ラナオ州の6町とコタバト州の67のバランガイ(最小行政区)。しかし、住民の過半数が加入に賛成した場合でも、町やバランガイが属する州全体で過半数が賛成しない限り、町やバランガイが個別に自治政府に加入することはできない。

 北ラナオ、コタバト両州全体では賛成が反対を上回るかは不透明で、イスラム教徒住民がほとんどを占める北ラナオ州パンタル、バロイなどの町では、住民の賛成にもかかわらず自治政府参加が認められない結果になる可能性もある。結果判明後には住民の不満が高まることも懸念されている。

 バンサモロ基本法(BOL)に基づく新たな自治政府創設自体は1月21日の第1回住民投票で承認されており、今後、暫定的な行政権と立法権を持つバンサモロ暫定統治機構(BTA)が発足する。(森永亨)

おすすめ記事

中国の主張に異議 南沙サンディ・ケイで比政府

2025/5/2 政治 有料
有料

海上安保への関与 行動で示す 巡視船、海自艦に乗船視察

2025/5/1 政治 無料
無料

比沿岸警備隊を訪問 海上保安庁

2025/5/1 政治 有料
有料

情報保護協定締結へ議論開始 ACSA交渉入りで日比首脳合意

2025/4/30 政治 有料
有料

「比の海岸線防衛に成功」 最新ドローン撃墜兵器を初使用

2025/4/28 政治 有料
有料

日比、軍事情報協定締結へ ベトナムに防衛装備、中国にらみ

2025/4/28 政治 有料
有料