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夫に不必要な肩書き

2002/12/9 政治

OFW特使任命 

 一体なぜ、アロヨ大統領は夫のホセミゲル氏をフィリピン人海外就労者(OFW)の労働・福祉問題を担当する特使に任命しなければならないのか。もしホセミゲル氏がOFWを助けたいのなら、個人的に彼らを訪問し弁護士役を務める金銭的余裕はあるだろう。今、政府から一銭も報酬を受け取らないとしても、ホセミゲル氏は大統領から縁故採用で「大使」に任命されたのだ。婚姻関係を通してこのような身分を与えられるのは、君主国家や王室だけである。

 大統領は自分の美徳が十分でないことを再び忘れてしまっている。特に政治を扱うリーダーは人々から敬意と支持を得なければならない。夫に不必要な肩書きを与えれば、その敬意を失うことになる。大統領の夫としてすでに大きな力と影響力を与えているのだから、ホセミゲル氏には肩書きは必要ない。

 二〇〇四年の次期大統領選までに不在者投票法案の成立を急ぐ中、ホセミゲル氏がOFWを訪問するために外遊することは、政治的に良くない印象を与えるだけだ。世界中に散らばっている七百四十万人のOFWの票を獲得しようとしているようにみえる。

 実際、デベネシア下院議長をはじめ、上院議員や政治家はOFWが集中する中東諸国を訪問している。

 大統領の父、ディオスダード・マカパガル元大統領が副大統領だった時、全国各地で大統領選に向けたキャンペーンを展開した。元大統領のセオリーは「握手したものは投票用紙に自分の名前を記入してくれる」というものだった。アロヨ大統領は今、思うようにどこへでも出かけられないので、その代わりに夫に行かせようとしているのだ。これは直感である。 (4日・スター、マックス・ソリベン氏)

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