
「羽虫のヘルツ」は札幌を舞台にした群像劇コメディ。堺彰人は父親の心ない言葉に囚われ、生きづらさを感じていたが、父親の再婚でできた義母と異母兄妹の妹と過ごす中で、徐々にその呪いを解いていく。しかし、「専業主婦のくせに」などと典型的なモラハラ男っぷりを発揮する父親と義母の離婚が決定。妹と離ればなれになってしまう喪失感に凍える彰人だったが、「住みたいところに住める自由はあるはず」と義母の実家がある札幌に移り住むことを決め……。殻に籠もっていた青年の羽ばたきと、取り巻く人々の個性、絡み合う運命が描かれる。同作は月刊コミックビーム(KADOKAWA)で連載中だ。
提供元:コミックナタリー