証券取引委員会(SEC)のフランシス・リム委員長はフィリピン金融機関幹部会(FINEX)の年次総会でスピーチした際、治水汚職問題が噴出して以降、直近の3週間ほどで計1兆7000億ペソの資金が比証券取引所から流出したと明らかにした。同委員長は「汚職は大規模な富を破壊する武器だ。信頼が壊れた時に投資は干上がり、政府やビジネス、民衆がその対価を支払うことになる」と警告した。資金洗浄防止委員会のメンバーでもあるSECは最近、政府による治水汚職問題の調査に向けた銀行口座や金融取引記録の情報開示を制限する現行規制を一部かすべて撤廃するよう求めている。(8日・インクワイアラー)
治水汚職でSEC1.7兆ペソ流出
2025/10/9
経済
