グローバルロジスティックス企業のＵＰＳは、パンパンガ州でクラーク国際空港を運営するルソン国際プレミア空港開発会社（ＬＩＰＡＤ）との間で、同空港敷地内に新たな配送拠点を建設する事業で提携合意を結んだ。事業費などは明らかにされていないが、同社が表明していたアジア太平洋地域における投資約束額２億5000万ドルの一部がクラーク空港での新拠点建設に向けられるとみられている。26年の完成を目指している。同社は昨年11月にもクラーク空港における小荷物分別拠点の処理能力を30％引き上げる拡張事業が終了したと発表していた。グーグルやテマセック社などの調査報告によると、比における電子商取引の売上高は2025年には220億ドル規模に拡大するとみられている。航空整備大手ルフトハンザテクニック・フィリピンもクラークに26年までに新拠点を建設する事業に総額150億ペソを支出する計画を発表するなど、クラーク空港への投資案件が増えている。（23日・インクワイアラ―）