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対外借入認可額が21%減 2年連続で前年実績下回る

2023/1/24 経済

2022年の対外借入総額は前年比21.4%減の103億2000万ドル。2年連続で前年下回る

 中央銀行によると、2022年通年に中銀が承認した対外借入認可額は103億2000万ドルで、前年の131億4000万ドルから21・4%減少した。コロナ禍からの経済回復が顕著となり、政府が国債発行やプログラム融資を通じた外資借入を縮小させていることが要因。前年を下回るのは2年連続となった。23日の英字紙スターが報じた。

 中銀によると、海外金融市場向けの国債発行額が前年比22・5%減の47億7000万ドル、多国籍金融機関からのプログラム融資による借入額が同77・5%減の8億7000万ドルと大幅に縮小した。一方、プロジェクトベースの融資による借入額は46億8000万ドルで同51%増加している。

 中銀は昨年、計7件のプロジェクト融資と3件のプログラム融資案件を承認している。

 中銀によると、昨年の対外借入総額(計画額)のうち46・2%に当たる47億7000万ドルが政府の一般財政支出に充当されるほか、35・2%に相当する36億3000万ドルが交通インフラなどの輸送事業に充当される見込み。また、13・1%に相当する13億5000万ドルがコロナ対策事業や同プログラムに支出される予定となっていた。

 21年通年の対外借入認可額は20年の177億ドルから26%縮小していた。20年はコロナ禍の影響で比政府が対外借入をこれまでになく拡大させていた。

 一方、22年1~11月期における政府財政収支の赤字幅は1239億ペソと前年同期比3・7%減少している。閣僚級の開発予算調整委員会は、23年の国内総生産に占める財政収支赤字比率を22年の6・9%から6・1%に引き下げることを目標にしている。(澤田公伸)

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