内国歳入庁(BIR)は、税務監査官による権限乱用の苦情が相次いだことを受け、全国で実施しているフィールド監査を一時停止した。企業や個人に対し不当な要求や過剰な監査が行われたとの報告が複数寄せられ、同庁は内部調査と手続き見直しを急ぐ方針。監査の再開時期は未定で、まず監査官の行動規範徹底や透明性向上に取り組むという。BIRは「税務行政への信頼回復が最優先」とし、違反行為には厳しい処分を科す姿勢を強調した。今回の措置は、事業者や国民から高まる不信感に対応する形となった。(25日・インクワイアラー)
BIR、権限乱用疑惑で現場監査を一時停止
2025/11/26



