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消えた訴追免除特権

2011/4/11 政治

前大統領の長男告発

 アロヨ前大統領=現下院議員=の長男、フアンミゲル下院議員夫妻が、脱税容疑で告発された。予想通り、フアンミゲル議員は「あからさまなアキノ現政権による政治的嫌がらせだ」と反論し、国税局の投げ掛けた嫌疑を否定した。

 同議員が言う通り、本当に「何も悪いことはしていない」ならば、心配することは何もない。正当な理由なしに投獄されることはなく、逆に身の潔白が証明されれば現政権と国税局は小さからぬ打撃を受けることとなる。しかしながら、国税局側は立件に必要な証拠を十分確保した上で告発したはずだ。2005、08、09年の所得申告を怠ったという容疑については、同局に提出された関係書類に基づいて申告の有無を注意深く確認したと思われる。

 また、所得の過少申告容疑に関しては、同議員の純資産が01〜09年の8年間で570万ペソから約1億ペソへ急増した点に注目。実際の収入は申告額を大きく上回っており、その結果、資産が急増したと判断したようだ。

 約2年前、資産急増と不正蓄財疑惑が指摘された際、同議員は「結婚の祝儀や贈り物、選挙向け献金の残金があったため」と説明した。さらに、父親ホセミゲル氏と親しいグチェレス行政監察院長の存在も追い風となり、蓄財疑惑はそのまま立ち消えとなった。

 しかし、政権交代により状況は一変した。アロヨ前政権下で保証された「訴追免除特権」はすでになく、フアンミゲル議員は一人の野党議員として、脱税容疑と資産急増の理由を説明しなければならない。また、現政権下、富裕層や芸能人らが相次いで脱税容疑で告発さているのを国民は知っており、「告発は前政権関係者だけを狙った政治的嫌がらせ」という抗弁はもはや通用しない。(9日・インクワイアラー)

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