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女性差別撤廃法が試されている シングルマザーを貶めた選候補者

2025/4/6 社会

パシッグ市の下院選挙区から立候補しているクリスチャン・シア氏が選挙集会で行った発言が波紋を呼んでいる。彼は「シングルマザーで一人で寂しい思いをしている女性と毎年1回私は寝てみたいと思う。興味のある方は登録して」と発言した。

 シア氏は後に「単なる冗談だ。聴衆らも笑っていた」と釈明したが、この国の言説レベルは地に落ちてしまったようだ。彼には母親や女性の親族がいないのか。自分を女性に対する神からの贈り物だとも考えているのか。彼は弁護士であるにもかかわらず、このような発言がジェンダー差別禁止ガイドラインに抵触することを知らないのか。

 公衆におけるこのような発言は女性の権利憲章と呼ばれる共和国法7277号やセーフスペース法と呼ばれる同11313号違反容疑で刑事罰の対象となる。今回のケースは国家がそれら女性を保護する法律を実際に運用できるかの試金石となるだろう。

 保健省とフィリピン大の共同研究によると、国内の一人親は1500万人。うち95%超が女性だ。シングルマザーになった理由としては、父親が怠惰で責任感がなかったことや、家庭内暴力などが多い。

 このような卑猥な発言は明らかに女性を貶めるものだ。レイプをよく冗談として語っていたドゥテルテ氏は現在、人道に対する犯罪容疑でハーグで裁判を待っているが、女性に対する彼のような態度はまだこの国に残っている。(5日・スター)

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