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入国陽性者全員のゲノム解析を WHO比代表が指摘

2021/12/2 社会

WHO比代表「入国者のうちPCR検査結果が陽性だった全員のゲノム解析必要」

 世界保健機関(WHO)のアベヤシンヘ比代表は、新しい変異種オミクロン株が世界各地で確認されていることについて、これまでに感染が確認された国だけでなく、すべての国からの比への入国者でPCR検査結果が陽性だった検体をゲノム解析する必要があると指摘した。11月30日に比政府のオンライン定例記者会見に出席した同代表は、その理由として、オミクロン株がすでに国内に入っていてもゲノム解析の能力を持たない国が多くあることを挙げた。

 アベヤシンへ氏は、「過去10日〜2週間のうちに比に入国し陽性だった人の検体を重点的に解析することが重要だ」とした上で、コロナウイルスの新しい変異株の早期検出のため比ゲノムセンター(PGC)の解析能力を向上させることが必要であるとした。

 比は南アフリカを初め複数の国でオミクロン株による感染が確認されて以降、日本を含めたグリーン国(低リスク国)からの入国者に対しても3日間の施設隔離とPCR検査を求めるようになった。しかし、陽性判定が出てもゲノムセンターの処理能力が低く、同代表は「ゲノム解析に4〜6週間かかる」ことを指摘、同センターの処理能力の引き上げが急務だとしている。「WHOは準備が重要だと常に言っている。あとで後悔するより、準備しすぎるほうがいい」とアベヤシンヘ氏は語った。

 一方、比政府が11月中旬から撤回していたフェイスシールドの着用義務を復活させる議論が出ている問題で、同代表は、「新型コロナウイルスは空気感染ではなく濃厚接触で感染する。社会的距離を取り、マスク着用そして手洗いすることを最低限守るのであれば、フェイスシールド着用を義務付ける必要はない」と述べ、改めてフェイスシールドに関するWHОの見解を強調した。(岡本浩志)

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