Logo

14 日 マニラ

32°C26°C
両替レート
¥10,000=P3,790
$100=P5,680

14 日 マニラ

32°C26°C
両替レート
¥10,000=P3,790
$100=P5,680

駆除より人間的解決を 富裕地域の野良猫問題

2018/9/30 社会

 一部の人々が猫を嫌いであるのは仕方ないが、彼らが猫に残酷な仕打ちをするのは見逃せない。

 野良猫の頭数を制限するためには去勢をすればよく、動物愛護団体などが請け負っている。ボニファシオ・グローバル・シティー(BGC)にある五つ星ホテルが行ったように、残酷にも動物駆除業者に依頼して化学薬品による殺処分を行う必要はどこにもない。

 また、首都圏マカティ市マガリャネスにある警備が厳重な富裕層向けビレッジでは、野良猫に餌をやる人には罰金が科されるという張り紙がされた。おそらく、彼らは猫が飢え死にし、いなくなると考えたのだろうが、うまくはいかないだろう。多くはより活発にごみ箱などから食べ物を盗み、生き残るはずだ。

 去勢という方法があり、それを行いたいという人々がいるにもかかわらず、一部の豊かな人々が野良猫や犬を安易に殺そうと考えるのは恐ろしいことだ。気に食わない存在を排除するその姿勢は自分勝手でごう慢、そして残忍だ。

 野良猫繁殖のそもそもの原因は人間がペットを捨てたことだ。法律はペットの放棄や動物への虐待を禁じている。

 最近の自然災害の被災地では、避難所で野良猫やペットがかくまわれ、餌を与えられたという。またわれわれは、スラムから焼け出された貧困層の住人らがペットの犬や猫を抱えて逃げる様子を何度も目にしてきた。「近代的な都市」と呼ばれるBGCやマガリャネスビレッジのやり方とはなんとかけ離れていることか。そのやり方は恥ずべきものだ。(28日・タイムズ、イサベル・オンピン)

おすすめ記事

幽霊インフラ事業摘発へ 政府機関が連携体制を確認

2025/11/14 社会 無料
無料

PNPの偽アカウント出現を警告 ACGと連携し偽アカウント対策

2025/11/14 社会 有料
有料

一斉取り締まりで重大犯罪者拘束 違法LPG充てん施設の摘発も

2025/11/14 社会 有料
有料

比残留2世の日本国籍認めず 「就籍」申し立て、家裁が却下

2025/11/14 社会 有料
有料

非正規ルート経由の出国に警鐘 DMWが国民に注意喚起

2025/11/14 社会 有料
有料

台風被害地でも査証延長手続き可能 BIが電子申請の利用を呼びかけ

2025/11/14 社会 有料
有料