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ハロハロ

2016/2/8 社会

 2010年に亡くなった米国のハードボイルド作家ロバート・B・パーカー。彼の全作品を読破した若い友人が、私立探偵スペンサー・シリーズで有名なこの作家にジェッシイ・ストーンという酔っ払い警察署長シリーズがあり、映画化されていると教えてくれた。お蔭で、米テレビで放映された全8話をたっぷり楽しむことができた。

 パーカーに熱中していたのは80年代。ペーパーバックで出版されるたびにすぐ買い求めて読み、一時は「読み尽くし」の状態だった。その後、不向きな業務拝命で気持ちに余裕がなくなり熱も冷め、買ってはみたものの「積読」が続いていた。新しいシリーズの映画化など全く知らなかった。

 大写しのグラスに氷ががらがらと放り込まれ、ジョニ赤が注がれる。主人公はこれをうまそうに口に含む。タフガイだが離婚後、酒に溺れてロサンゼルス市警殺人課をくびになった中年警官。再就職先は遠く東のマサチューセッツ州、警官わずか4人の田舎町署長だ。採用面接でも酒の匂いがしたと小さな町で評判に。このアルコール依存署長が、殺人事件が起きると鋭い勘で凶悪犯を追い詰める。うっぷんを晴らすような胸のすくラストシーン。原作とは一味違う設定、切れのある演出も魅力で最新作のDVD発売を心待ちにしている。(紀)

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