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渋滞解消に寄与するか? 週4日勤務制

2014/10/6 社会

 首都圏の政府機関を対象にした週4日勤務制は、渋滞の解消に寄与するだろうか。週4日制は首都圏開発局(MMDA)が渋滞解消のため絞り出した工夫だが、愚かなことに公務員委員会(CSC)が承認してしまった。

 MMDAはバス専用車線、最低速度規制、バス停の設置、長距離バスのターミナル設置など、ありとあらゆる対策をしたが、どれも効果がみられない。

 MMDAは週4日制にして休日を増やせば職員らが家にとどまり、その分、車や人通りを減らせると考えているのだ。しかし、多くの職員は家で過ごすのでなく、モールや映画館、レストランなどに出掛けるだろう。つまり車や人通りの数はほとんど変わらない。

 それだけでなく、週4日の勤務日には午後7時までの勤務となるため、渋滞の時間も延びることになる。また、長時間の勤務は生産性や効率性を低下させる。平均的な労働者が効率的に働くことが出来るのは8時間なのだ。

 週4日制は家族との関係にも影響するだろう。帰宅が遅れ、夕食が遅れ、就寝も遅れる。睡眠不足は子供の学業にも職員自身の仕事にも良くない。

 MMDAは道路に対して車の数が多すぎるという渋滞問題の根本に目を向けていない。毎年30万台の新車が販売され、中古車としても残るため、車は増える一方だ。

 道路を増やして車を動かすのでなく、高速輸送システムで人々を運ぶのが良い。問題なのは高架鉄道の混雑で、チケット購入までの時間は電車の乗車時間よりも長いことだ。バスもまた、違法運行が多く、乗客を乗せるため路上で長時間停車するなどして、ほかの車の通行を邪魔する。有効な輸送システムさえあれば、人々は車を置いて公共交通機関を使うだろう。(1日・インクワイアラー、ニール・クルス氏)

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