Logo

06 日 マニラ

33°C24°C
両替レート
¥10,000=P3,890
$100=P5,770

06 日 マニラ

33°C24°C
両替レート
¥10,000=P3,890
$100=P5,770

ハロハロ

2014/6/30 社会

インドネシア大統領選(7月9日投票)で、1945年の独立後から続いている「エリート」ではなく、史上初めて「庶民」出身の候補者が当選する可能性が高まっている。初代大統領は独立宣言者で国民英雄のスカルノ。その後も大統領の座は高級軍人のスハルトを筆頭に、著名な宗教指導者、政党の党首といった「エリート」たちで占められてきた。

   ▽

 このエリート支配体制を打破し、国政に新風を吹き込める大統領候補として、有権者が今、熱い視線を注ぐのがジョコ・ウィドド氏(53)。木工家具の製作・輸出企業の経営者だったジョコウィ(愛称)氏は、2005年から7年間、古都ソロで市長を務め、市民中心の行政姿勢が国際的にも高い評価を受けた。その政治力を買われて12年には、首都ジャカルタ特別州知事選に出馬、現職を破って当選。知事室にこもることなく、連日現場に足を向け、市民の生の声に耳を傾け、州政に反映させてきた。

   ▽

 権力と金力で汚れた従来のエリートや、利権あさりの「政治屋」とはまったく異なり、勤勉かつ汚職と無縁の清潔さが際立つジョコウィ氏の人気は、首都圏にとどまらず、瞬く間に全国に拡大。闘争民主党は今年3月、同氏を大統領選候補として正式に指名した。対抗馬は元高級軍人の典型的な従来型エリート。同陣営は旧体制網を利用、加えて金力に物を言わせて「ジョコウィ封じ込め」を図っているが、ジョコウィ人気を切り崩すまでには至っていない。インドネシア国民は「庶民派大統領」の誕生に期待を寄せている。 (道)

おすすめ記事

アジアの女性に自信を EDYA創始者の坂本有未さん

2025/10/6 社会 有料
有料

ラクソン氏が委員長辞任へ 治水汚職追及の中心

2025/10/6 社会 有料
有料

共産ゲリラ、着実に減少 直近3年半で半減

2025/10/6 社会 有料
有料

9人が負傷 マカティ市で火事

2025/10/6 社会 有料
有料

トンド大火災に緊急募金 NPOアクセス

2025/10/6 社会 有料
有料

DNAで証明も父子関係認めず 国費帰国1号竹井さん就籍却下

2025/10/4 社会 無料
無料