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ハロハロ

2005/7/4 社会

 フィリピンから初来日した残留日本人二世の姉妹が小学校の同級生と六十五年ぶりに再会、尋常小学校唱歌の「月」を歌った。日本国籍確認を求める就籍審判の審問で、裁判官の質問にタガログ語で何度も「ハポン、ハポン(日本人、日本人)」を繰り返した。雨が時折り強く降る日だった。姉妹の取材で東京・霞が関にある裁判所合同庁舎内を久しぶりに飛び回った。

 審問は民事裁判と違って裁判官自らが普段着で出席して非公開で関係者から申請の趣旨を聴く。傍証固めがカギになるが、同席した同級生が長く保存していた小学校の卒業式の記念写真を提出して、姉妹が日本人に間違いないと証言した。セピア調に変色したモノクロ写真だが、この物証が国籍取得の決め手になると支援団体の人たちは期待する。

 残留日本人二世の親探し運動は、高齢化に伴い、これから二、三年が勝負になる、と弁護士は言う。「マスコミも中国残留孤児と同じように大きく取り上げてほしい」と訴えているが、姉妹審問の報道も各紙の扱いは小さく地味だった。支援団体のマスコミへの気配りか、記者会見場で配布した報道資料の中に「日系二世姉妹が初来日へ」が大きく掲載されたマニラ新聞のコピーが入っていて驚いた。(富)

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