強い台風20号(比名オポン)は26日に東サマール州に上陸し、27日にかけて首都圏を含むルソン地方南部を横断する。大統領府は、26日は東部ビサヤ地域、ビコール地域の複数州と共に、首都圏の全レベルの学校、行政機関を休止すると宣言。比気象庁は首都圏では25日時点で強風注意報シグナル1(5段階で最も下)を発令しており、今後、比国内で2番めに高いシグナル4=簡単な家屋に深刻な損傷を受ける可能性=が発令される可能性があるとしている。
25日夕方時点で瞬間最大風速秒速が55メートルで、中心気圧が965ヘクトパスカル。台風の中心は午後4時時点で東サマール州の東195キロメートルの海上にあり、西に向かって時速15キロメートルで進んでいる。