フィリピン中央銀行は7日、9月の国の総外貨準備高が1088億ドルと前月8月の1071億ドルから17億ドル上昇したことを明らかにした。11カ月ぶりの高水準となった。特に中央銀行が保有する金資産の評価額が国際金価格の急騰に伴い大幅に上昇したことが総外貨準備高の拡大に寄与したという。総外貨準備高は保有する金の評価額に加え、中銀による海外投資事業の収益や政府の外貨預金などを合計したもので、為替介入や国の債務支払いなどで貴重な財源となる。9月の総外貨準備高は、輸入とサービス支払い、第一次所得の7.3カ月分に相当する十分な水準となっている。(7日・インクワイアラー)
総外貨準備高金上昇で高水準
2025/10/9
経済
