欧州連合が森林減少防止を目的として域内で流通する特定の品目に対して森林減少を引き起こしていないことの確認などを義務化する規則の適用開始が今年12月30日から1年間延期されることが決まった問題で、比輸出業者組合連合(Philexport)や農業団体の自由農民連合(FFF)の代表らが歓迎する声明を出した。Philexportのオルティス・ルイス会頭は「新規則が適用されれば特に中小零細の輸出業者にとり追加費用や遵守に向けた負担増につながる」とし、規則の施行が延びたことで業者らに対応するための時間的余裕を与えると安堵を示した。また、FFFのモンテマヨール代表も「ココナツ製品を輸出する場合にも森林減少を引き起こしていないという証明を獲得しなければならず、トレーサビリティ制度の確立などとても複雑だ」と準備に時間がかかると主張した。(7日・スター)
EU規制延期で農家が歓迎表明
2025/10/9
経済
