統計庁は今年４～６月期の国内の籾米収穫量が過去最高の436万トンに達する見通しだと明らかにした。前年同期比で13.4％増加する予想。この見通しが実現すれば、今年上半期の籾米収穫量も906万トンとなり、過去最高だった2023年上半期の903万トンを超えてやはり最高記録を更新する。４～６月期には全国の籾米の収穫面積が97万2730ヘクタールと前年同期比9.2％拡大したことに加え、１ヘクタール当たりの平均収量も4.48トンと同3.7％増加したことから、第２四半期の収穫量大幅増につながった。農務省では、今年の天候が順調だったほか、政府による稲作生産への介入措置が適切だったことから、今年通年の籾米収穫量も2046万トンまで拡大し、過去最高を更新する見通し。この通年の籾米収穫量は精米したコメ生産量としては1289万トンに相当するが、それでも国内のコメ需要量の1554万トンを賄うことはできない水準。（16日・スター）