ビリヤール財閥の水道事業会社プライムウォーター・インフラストラクチャーが水道サービスを提供する全国で100カ所を超える自治体やコンドミニアム、分譲住宅地区などから、給水体制が貧弱で断水が頻繁に起き、水道料金請求額も不当に高いなどとの苦情が相次いでいるとして、マルコス大統領が地方水道公社（ＬＷＵＡ）に対して調査実施を指示した。ラグナ州サンペドロ市では2015年から同社がサンペドロ水道局と合弁で水道事業を行っているが、バランガイ・リバーサイドなどにあるコンドミニアム群で断水が頻繁に発生し、緊急給水サービスも十分でなく、水道水の質に問題があるほか、水道料金請求額が高額だと住民から苦情が相次いでいる。また、ブラカン州のフェルナンド知事が同州カルンピットやマロロス、マリラオやサンホセデルモンテなどの各市町における同社の水道サービスが「かなり貧弱だ」とする非難声明を出したほか、カビテ州や北カマリネス州、パンパンガ州アンヘレス市やバロコド市など全国の同社水道サービス区域でも同様な問題が指摘されている。（１日・トリビューン）