米国通商代表部による世界の海賊版市場に関する最新報告書に、首都圏サンフアン市にあるグリーンヒルズ・ショッピングセンターが依然、「悪名高い海賊版商品市場」として掲載されている。１月８日に発表された知財権侵害および海賊版に関する報告書に掲載されたもので、比知財権事務所が現在、同ショッピングセンターを合法な商品販売をする高級専門店が並ぶモールに転換させるために、既存の店舗オーナーらに国内製品販売や一等地での店舗スペースの入居権を与えるなどのインセンティブを付与する移行プログラムを実施していることも紹介されている。また、同報告書では電子商プラットフォームのショッピーが台湾など複数の国で海賊版商品の販売を許していることも指摘している。同報告書では計38の電子商プラットフォームと33カ所の海賊商品販売実市場をリストアップしている。（８日・ビジネスワールド）