マニー・ビリヤール氏が経営するインフラ開発部門子会社プライム・アセット・ベンチャー（ＰＡＶＩ）が提案している総額310億ペソのイロイロ国際空港およびプエルトプリンセサ国際空港の再整備事業が来年までに対抗入札に応じる企業が出なかった場合、同社が２事業ともに受注する可能性が出ている。実現した場合、ビリヤール家として初の空港事業参入となる。ＰＡＶＩはイロイロ国際空港のターミナルビルを拡張する再整備事業提案で総額208億5000万ペソの事業費を提案し、運輸省から原提案者資格を獲得。プエルトプリンセサ国際空港でも102億4000万ペソの再整備事業を提案している。一方、マーケティング企業のデジチャイブと貿易会社のドミニオン・インタートレードによる合弁企業のメガ７もカリボ国際空港の改装事業（事業費38億ペソ）を提案しており、対抗入札で応じる企業が出なかった場合には、メガ７が受注する見込み。（４日・スター）