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国家経済開発庁の発表によると、フィリピンとスペイン両政府がこのほど、ミンダナオ島北部カラガ地方の食糧自給率の向上をめざす支援を行う合意書に署名した。スペイン政府は総事業費一億ペソのうち、約七千七百万ペソ分を資金提供する。
対象地域は同地方の北・南アグサン、南スリガオ各州。
事業は二年間で二期工事行われ、①農場レベルでの穀物センター建設②南スリガオ州にあるタンダン漁港の関連施設の充実③地元住民の組織強化と事業管理事務所の立ち上げ——の三点が柱となる。
穀物センターは南アグサン州の二町に計三ヵ所建設、乾燥機やコメの粉砕機などが装備される。また、タンダン漁港には製氷工場や冷蔵倉庫などの施設が作られるという。（20日・ビジネスワールド）
