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6月19日のまにら新聞から

再開されたパーティーは終わるのか 今こそ防疫措置の順守を

[ 805字|2022.6.19|社会 (society)|新聞論調 ]

比大などの研究者たちのグループ、OCTAリサーチが警告していた通り、新型コロナの感染者が再び増えてきている

 比大などの研究者たちのグループ、OCTAリサーチが警告していた通り、新型コロナの感染者が再び増えてきている。

同リサーチのギド・ダビド氏は、感染者数と陽性率が、彼のグループが予測した「弱い急増」ではなく、「強い急増」の可能性を示していると述べている。また、症状が中程度から重度にならない限り、PCR検査を受けなくなったため、重症患者数が少なく報告されている可能性があることも認めている。すべての要因を考慮すると、実際の感染者数は記録されているものより10倍多い可能性がある、とダビド氏は語っている。

 では、せっかく再開されたパーティーは、また終わってしまうのだろうか?

 ワクチン接種と感染による自然免疫のおかげで、私たちはコロナウィルスに対する免疫の壁を築くことができた。しかし、その壁は免疫の衰えとブースターの未接種によって崩れ去る恐れがある。感染力の強いオミクロン株とその亜種の全容はいまだ不明だ。

 いくつかの民間企業はすでに自宅勤務を組み合わせたハイブリッド勤務制を終了し、すべての従業員に職場に戻ることを要求している。また、政府および教育機関も、数週間後に始まる新学期の対面式授業への完全復帰に向けた準備を進めている。そして、これら従業員や学生が公共交通機関を利用した時点で、ウイルス拡散のリスクは格段に高まってくる。

 多くの人は、やっと経済回復の兆しがみられる今、現政権も次期政権も再びロックダウンを指示することはないと考えている。そのため、人々は緊張感が薄れ、社会的な距離や正しいマスクの使用、手洗いやうがいなどをおろそかにし始めた。

 しかし、これ以上の感染者や死者を増やさないためには、今こそ一層の用心が必要だ。防疫措置を継続的に順守することで命と生活を守ることができるのだ。

 公衆衛生と経済活動が互いに排他的である必要はない。(15日・スター、アナ・パミントゥアン)

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