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4月10日のまにら新聞から

世論調査の見方 大統領候補支持率

[ 658字|2022.4.10|社会 (society)|新聞論調 ]

パルスアジア、ライロ・リサーチ、パブリクスという世論調査会社が大統領選に関する3月の調査結果を公表した。

 パルスアジア、ライロ・リサーチ、パブリクスという世論調査会社が大統領選に関する3月の調査結果を公表した。どれも数字には大差ない。しかし、結果の解釈ついては大きく意見が分かれた。

 ロブレド大統領候補の選挙キャンペーンにとって、今は満潮の時期であり、さらに、ボンボン候補の支持がわずかながら減少するのとタイミングが一致していた。

 しかし、世論調査の専門家や政治アナリストの多くは、調査のわずかな数値の変動は統計的に有意ではないと指摘する。事実、情勢は何も変わっていない。ボンボン候補がトップランナーで、ロブレド候補は相変わらず2位に留まり、他の候補は辛うじてレーダーに影を映すのみだ。

 パルスアジア調査では、ボンボン候補が4ポイント支持を落とした一方、ロブレド候補は9ポイント支持を増やした。パルスアジア調査部門のタブンダ博士は、両候補の数値の変化について統計上の誤差を考慮すればあまり意味がないと説明している。

 その一方、パルスアジアのホームズ代表は「ロブレド候補が支持を伸ばした」と踏み込んだ発言をした。

 支持を伸ばした要因としてロブレド陣営の選挙戦略、メッセージング、副大統領の活動を評価し、そればかりか、5月9日の投票日に向け「さらに運動を2~3倍に強化する必要がある」と助言までした。

 要するに、パルスアジアの代表は、今やロブレドの社内世論調査員と化している。これは、パルスアジアのスタッフにとっても、国民にとっても驚くべきニュースである。(9日・マニラタイムズ、イェン・マカベンタ)

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