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4月10日のまにら新聞から

サラ大統領実現も? 大統領選挙

[ 711字|2022.4.10|社会 (society)|新聞論調 ]

大統領選はボンボン・マルコス元上院議員とレニー・ロブレド現副大統領の一騎打ちにもつれこみそうな情勢だが、3番目の主要候補として注目すべき人物がいる。

 大統領選はボンボン・マルコス元上院議員とレニー・ロブレド現副大統領の一騎打ちにもつれこみそうな情勢だが、3番目の主要候補として注目すべき人物がいる。副大統領候補として出ているダバオ市のサラ・ドゥテルテ市長だ。

 たとえロブレド候補が聖週間の後に巻き返したとしても、サラ候補の勝利は固いとみられる。つまり、ボンボン―サラかロブレド―サラの正副ペアの当選が濃厚だ。

 ロブレド候補は「どの副大統領とも協働できる」と言っている。ロブレド氏と現大統領と実験的協働が失敗に終わったことを思い出してしまうが、両者が誠実に協力し、かつ現大統領が存在感を隠せば可能だろう。しかし、ドゥテルテ家がロブレド大統領を辞任に追い込み、自身が大統領の座を狙うという疑惑がくすぶり続けるだろう。

 一方、ボンボン候補が当選しても、まだ同候補の立候補資格取り消し問題は最高裁の判断が出ていない。

 憲法は「最高裁判所は大統領または副大統領の選挙、投票、資格に関するすべての争訟について唯一の裁判官となり、その目的のために規則を公布することができる」と定める。

 選挙管理委員会に申し立てを行っている個人・団体が棄却後に最高裁に上訴し、訴訟が大統領就任日である6月30日に伸びたらどうなるのだろう。大統領不在という危機を防ぐため、ドゥテルテ大統領が6月30日以降も暫定大統領の座に留まろうとする展開もありえるか。

 また、ボンボン候補が無事就任宣誓できたとして、その後に立候補資格が取り消されたら、解任されるのだろうか。

 そうした場合、恐らく「計画通り」、サラ氏が次期大統領として浮上するのだろう。(3日・スター、フェデリコ・パシカル)

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