出入国管理庁は21日、日本の高齢者を標的とする特殊詐欺に関与したとして、反社グループ「JPドラゴン」の幹部とみられるメンバーを含む7人の身柄を拘束した。まにら新聞の取材に回答した。同グループは「ルフィ」として知られる広域強盗・特殊詐欺グループを支援していたとされる。
逮捕されたのは、ヤマネ・リンタロウ(27)、モリヒロ・マサト(37)、サンボンチク・アキラ(27)、ササキ・ケン(37)、イシカワ・ヒカリ(45)、アマノ・ツバサ(30)、マツモト・ナオト(35)=ともに漢字不明=の7容疑者。首都圏マニラ市エルミタ地区、ブラカン州でそれぞれ拘束された。容疑者は入管収容施設への収容後、強制送還される見込み。
入管によると、2023年7月に日本国大使館からの連絡を受け、「望ましからざる外国人」に指定。容疑者には今年3月5日に福岡簡易裁判所から窃盗容疑で逮捕状が出されていた。