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1月14日のまにら新聞から

20州8市を警戒レベル3に追加 セブ、ダバオ市も きょうから

[ 1086字|2022.1.14|社会 ]

政府は31日までタルラック州やセブ、ダバオ市など20州8市を新たに防疫警戒レベル3に指定すると発表

 ノグラレス大統領報道官代行は12日、地方での新型コロナウイルスの感染急増を受け、14日から31日までセブ、ダバオ両市やタルラック州など20州8市を新たに防疫警戒レベル3に指定すると発表した。

 同日、ドゥケ保健相は、特にカラバルソン、中部ルソン、イロコス、カガヤンバレーの4地域で「感染拡大が著しい」と指摘。当該地域で「保健省地域局長、内務自治省、地方自治体にさらなる接種を加速するよう要請した」と述べた。

 警戒レベル3では義務教育での対面授業が中止されるほか、遊園地やバー、コンサート会場などの営業が禁止。飲食店や美容室、会議など多くの対人サービス・活動の屋内座席利用率がレベル2の50%から30%に引き下げられる。

 今回あらたに警戒レベル3に指定された28の州・市は次の通り。

 ルソン地方=コルディリエラ行政区ベンゲット、カリンガ、アブラの3州▽イロコス地域ラウニオン、北イロコス、パンガシナンの3州▽カガヤンバレー地域ヌエバビスカヤ、イサベラ、キリノの3州▽中部ルソン地域ヌエバエシハ、タルラック両州▽カラバルソン地域ケソン州▽ミマロパ地域東・西ミンドロ両州▽ビコール地域南カマリネス、アルバイ両州◇ビサヤ地方=西部ビサヤ地域アクラン、カピス、アンティケの3州とバコロド市▽中部ビサヤ地域セブ、マンダウエ両市▽東部ビサヤ地域タクロバン市◇ミンダナオ地方=北部ミンダナオ地域カガヤンデオロ市▽ダバオ地域ダバオ市▽カラガ地域南アグサン州、ブトゥアン市▽バンサモロイスラム自治地域コタバト市。

 ▽「レベル4不必要」

 今回、首都圏のあらたな警戒レベルの発表はなく、首都圏と近隣4州(ブラカン、カビテ、リサール、ラグナ)と、バタンガス州やアンヘレス市、ラプラプ市など5州9市は15日まで警戒レベル3に置かれる予定だ。

 世界保健機関(WHO)のアベヤシンヘ比代表は12日の会見で、首都圏の警戒レベルは「3で十分効果を発揮している」と述べ、警戒レベル4への引き上げは必要なしとする見解を示した。

 その理由として同氏は「警戒レベル3に移行して首都圏での人々の移動は劇的に減少した。外を見ても外出者は極めて少なく、新規感染者数も減少に転じ始めた」と述べた。

 また同氏は、警戒レベル引き上げのタイミングを「医療機関が逼迫(ひっぱく)してきたとき」とし「まだその兆候は見られない」と指摘。WHOの分析では現在の感染拡大傾向が続いても28日までは医療システムを維持できるとしている。比政府は今回の感染のピークは今月末になると予測している。(竹下友章)

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