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5月3日のまにら新聞から

赤十字の携帯アプリ利用を コロナとの現代戦

[ 663字|2020.5.3|社会|新聞論調 ]

 国内における新型コロナウイルスとの戦いは、保健省が公表する死者と感染者の増加数を見る限り、横ばいを示していることから、潮流が変わってきているようだ。

 戦いの最前線にいるフィリピン赤十字は、国際機関から先進的な技術支援を得て、洗練された装備を持っており、さながら戦争における特殊部隊に似た役割を担っている。

 赤十字は、比人がモバイルアプリを使って、ウイルス感染者に接触した人を追跡する「新兵」になることを望んでいる。RC143というアンドロイド携帯用アプリは、赤十字にウイルスや感染に関する直接のガイダンスを求めることもできる。アイフォンでも、まもなく対応が始まる予定だ。

 このアプリについて、比赤十字会長のゴードン上院議員は「モバイルとインターネット技術を革新してきたベテランや次世代の開発者、データ専門家が協力するプロジェクトだ」と強調。最前線の職員と患者らを結び「感染者の隔離治療と同時に、家族や接触者、コミュニティーへの通知を通じて感染拡大を迅速に食い止められる」と説明した。

 問題はその普及だが、最新機器が不足している地方の自治体や民間部門とも連携して、幅広い利用を推進するとしている。

 スマートフォンがネットワークや他のモバイル機器から受け取ったデータは、対コロナ戦で非常に重要な役割を演じていくだろう。私たちは、アプリを通じて赤十字職員と人工知能が特定したリスクの高い場所を知り、そこを避けるよう促される。日常の経済活動をもっと取り戻せるに違いない。(4月28日・トリビューン、チト・ラザダ)

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