ビサヤ・ミンダナオ通信
[ 318字|2014.4.7|社会 (society)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]
歯科医養成校で水銀公害
ミンダナオ地方のダバオ市などの歯科医養成校を中心に人体に有害な水銀公害が発生していることが明らかになり、現地で問題化している。水銀漏れの調査には、化学を専攻した環境保護活動家らが参加して昨年、歯科医師養成校を無作為に抽出して行い、このほど告発した。
それによると、ミンダナオ地方の歯科医師養成校2校のほか、ダバオ市内の1校、ビサヤ地方にある1校など、計5校の建物や敷地内から高い濃度の水銀の蒸気が検出されたという。
入れ歯を作る際に出る金属物のゴミなどを入れておく小型のツボや、歯の治療に使う道具をしまっておくトレイ、校内の流しのほか汚水管の中などから、環境基準をはるかに超える水銀蒸気が確認されたという。(6日・ブレティン)