Logo

12 日 マニラ

34°C25°C
両替レート
¥10,000=P3,780
$100=P5,530

12 日 マニラ

34°C25°C
両替レート
¥10,000=P3,780
$100=P5,530

ハロハロ

2014/3/3 社会

 生まれ育ったルソン島なのに、まだ地図でしか見たことのない地方が多い││。こんな発想から、友人の元フィリピン大教授ベンが学生時代の同級生だった果樹園経営者ルイらに呼び掛け、まずルソン島最南端のバタンガス州に行ったのが一昨年5月。「ヒロも一緒に」と誘われ、筆者も仲間入りし、2度目は2月21日、ラグナ、バタンガス両州に隣接するケソン州に出掛けた。通り過ぎた町の姿よりも、標高2千メートルを超えるバナハオ山沿いのドライブで眺めた自然の姿に心洗われる思いがした。

 私たちが乗った車は、ラグナ州マハイハイから人里を通りすぎて山に入った。驚いたのは片側一車線ながら道は見事に舗装されている。バスはもちろん、ジプニー、トライシクルもほとんど姿を消し、時折行き交うのは人や荷物を乗せた馬とカラバオだけ。車窓から眺める景色で目立つのは、花が満開のマンゴー、背を伸ばすココナツ、そして明るい緑色のバナナが、何カ所も隣り合わせに茂っている。本当かどうか、「あれは旅人をいやすため」との話があると聞いたが……。

 ケソン州にある宗教集団は、バナハオ山をキリストが再臨する聖地と考え、今も巡礼者は山を巡り、キリスト受難の苦しみを体験しているという。今回のドライブで、最初に車を止めたのはケソン州ルクバン町。町でまず目にとまったのは背の高い石造りのルクバン教会。壁に「最初の建造は1595年」とある。年表によると、「レガスピがマニラに到着したのは1571年5月」。スペインの植民地支配が始まって20年後、こんな山の中の町に教会が建てられたのを知って驚くと同時に、さまざまな思いが頭をよぎった。(濱)

おすすめ記事

4.4億ペソ持ち込み図る 現金の運び屋11人を逮捕

2025/5/12 社会 有料
有料

外国人の政治活動に警告 出入国管理庁長官

2025/5/12 社会 有料
有料

2482万人が機能的非識字 うち高卒者が1896万人

2025/5/12 社会 有料
有料

正しい情報で投票を

2025/5/12 社会 有料
有料

低学歴・貧困が世代間連鎖する「純血日本人」二世の家族 フィリピン残留二世たちが生きた戦後80年⑤

2025/5/12 社会 有料
有料

鉄道電力供給の根幹担う マニラ地下鉄変電所起工式

2025/5/10 社会 有料
有料