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妥協案を探せ

2014/3/3 社会

トラック規制

 首都圏マニラ市がトラックの日中通行を規制してから3日目、運転手たちはマニラ港周辺の大渋滞が解消され、至福の時を楽しんでいる。まるで祝日の道路のようだ。

 インフラ工事の着工が原因で、2016年まで首都圏全体の渋滞が懸念される中、マニラ市当局は新条例を施行した。条例では、通行禁止時間午前5時〜午後9時までの間に、午前10時〜午後3時までの規制解除時間を設けている。しかし、解除時間内でも市道での駐車は禁止されている。市当局はトラックの路上駐車が大渋滞の主原因になっていると判断したためだ。規制から3日間、渋滞が緩和されている道路が、この指摘は正しかったことを証明している。

 長年の懸念となってきた市内の大渋滞が緩和され、トラックの通行規制に対する賛意の声が広がる一方で、政府には国内最大の港の操業停止をこれ以上、長引かせるほど、経済的余裕はない。

 関税局の積み荷検査は昨年から遅延している。財界はトラックの通行規制が物流に与える悪影響を懸念している。通行規制が原因でのコスト増は結果的に消費者にしわ寄せされるのだ。

 交通渋滞は誰の利益も生まないが、トラック運行業者らは流通の速度が上がる可能性に賛意を示すべきだ。マニラの大渋滞を今すぐ解消することは不可能であることは分かっている。誰もがインフラ事業による渋滞の影響を受ける。そして、全ての人が一定の犠牲を払わなければならないのだ。

 トラック運行業者らは大げさに抗議活動を始めた。全ての関係者が協力して妥協案を探さなくてはならない。港湾・運送業界への経済的打撃はもうこれで十分だ。(27日・スター)

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