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10月7日のまにら新聞から

ボンボン・マルコス氏が届け出 次期大統領選に正式立候補

[ 917字|2021.10.7|政治 ]
立候補届を持つボンボン・マルコス氏=6日、首都圏パサイ市(EPA=時事

 元上院議員のボンボン・マルコス氏が6日、連邦党の大統領候補として立候補届を正式に中央選挙管理委員会に提出した。マルコス氏は、1965年から86年まで長期にわたり大統領を務めた故フェルディナンド・マルコス氏の息子で、前回2016年の副大統領選に立候補し、レニー・ロブレド氏に小差で敗れている。

 届け出後のスピーチでマルコス氏は、連邦党がドゥテルテ大統領を副大統領候補として推す予定であったことを明かした上で「(大統領が政界引退を表明した)土曜日ですべてが変わった。その影響を見極めていく」と語り、ペアとなる副大統領候補は未定とした。マルコス氏は先にサラ氏と会ったことも明らかにしているが、選挙に関する具体的なことは何も話さなかったとした。64歳のマルコス氏にとって大統領選への立候補は初めてだが、コロナと経済危機のなか、「国内の結束を求めていく」と強調した。

 世論調査機関パルスアジアが9月に実施した大統領候補者の支持率調査では、ドゥテルテ大統領の娘でダバオ市長のサラ氏がミンダナオ地方での強みを生かし全国で支持率20%とトップを維持。しかし、マルコス氏も15%と2位に浮上。特に首都圏およびルソン地方ではそれぞれ28%、20%と支持率でサラ氏を抑えトップに立っている。

 ケソン市の人権委員会前では同日、ドゥテルテ大統領と協力関係にあり、かつての独裁者の息子としてのマルコス氏の立候補に抗議するデモが行われた。

▽ラクソン氏も届け出

 ラクソン上院議員も6日、ソット上院議長と一緒に正副大統領選への立候補を届け出た。両氏は届出後ステージに上り、2人に汚職の疑いがかけられたことはないとし「汚職のないリーダーであることが、政府内外の汚職勢力に対する武器になる」と述べた。

 ラクソン氏は国家警察長官を経験したことから、規律正しい官僚制と遠隔地の人々を含むすべての国民に役立つように国家予算を使うと強調した。

 一方、副大統領候補として立ったソット氏は「我々は病巣もその治療法も知っている。バランスの取れた予算で国民に金を回す。違法薬物との戦いは、需要を減らす戦略で取り組みを向上させる」と語った。(岡本浩志)

政治

ボンボン氏49%でトップ 大統領選10月の世論調査

[ 1117字|2021.10.26| ] 無料記事

【大統領選に関する10月の世論調査でボンボン氏が49.3%の支持を集めトップに】 政治コンサルタント会社パブリカス・アジアは22日、正副大統領候補に関する10月世論調査結果を発表、1972〜81年にかけて戒厳令を敷いたフェルディナンド・マルコス元大統領の長男、ボンボン元上院議員が、49・3%の支持を集めトップに立った。7月の同調査の17・8%から31・5ポイント増と支持を急拡大させた。調査は立候補を届け出た候補を選択肢に実施したため、前回20・8%でトップだったドゥテルテ氏の娘でダバオ市長のサラ氏は対象外。サラ支持層がボンボン氏に流れた可能性もある。  23日のマニラタイムズ電子版によると、ボンボン氏に次いでロブレド副大統領が21%の支持を集めた。前回より7・8ポイント支持率を上げている。一方、マニラ市のモレノ市長は2・5ポイント減の9%、パッキャオ、ラクソン両上院議員は3%と低迷。最大与党・PDPラバン公認のデラロサ上院議員は1・9%。現政権批判層からの支持はロブレド氏に集まった格好だ。  一方、副大統領候補については、ドゥテルテ氏の「側近中の側近」でデラロサ氏とペアを組むボン・ゴー上院議員が23・6%で首位。次いでモレノ市長のペアでユーチューバー医師のオン氏が19%、ラクソン氏ペアのソット上院議長が17・3%、ロブレド氏ペアのパギリナン上院議員が12・3%だった。  パブリカスは「17%の回答者はどの副大統領に投票するか決めていない。これは重要だ」と指摘。支持率トップとなったボンボン氏は副大統領ペアを指名していない。  パブリカス・アジアは03年設立。パシッグ市を拠点にロビー活動や選挙運動マネジメントを請け負う。  ▽サラ氏と会見  24日付英字紙トリビューンによると、ボンボン氏は23日、セブ市で開かれたイェッダ・ロムアルデス下院議員の誕生日会でダバオ市のサラ市長と面会した。  またボンボン氏はセブ州のガルシア知事とその義理の息子であるフラス コ下院議員を訪問。同議員の妻でセブ州リロアン町長のクリスティーナ氏はサラ氏個人の広報担当を務める。  まにら新聞の取材に対し、同町長は「サラ市長はボンボン氏に自身が党首を務める改革党による支援を申し出た」ことを明らかにした。  サラ氏は7月にガルシア知事を訪れた際、大統領選への立候補について知事に相談していた。前回の大統領選ではガルシア知事率いる地域政党ワンセブ党の支援により、ドゥテルテ大統領はセブ州で110万票を獲得、当選への大きな支えとなった。  サラ氏はダバオ市長選へ立候補しているが、11月15日までは政党からの代理立候補が可能。ボンボン―サラ正副ペア実現の可能性もある。(竹下友章、ロビーナ・アシド)