「日刊まにら新聞」ウェブ

1992年にマニラで創刊した「日刊まにら新聞」のウェブサイトです。フィリピン発のニュースを毎日配信しています。

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シリーズ・連載

ひと交差点

第1回 ・ 司法試験合格の新二世 柿原次郎さん

 「ハーイ」。黒塗りの運転手付き高級車からさっそうと、若者が降り立った。約百八十センチの長身。サングラスにピンク色のシャツ。髪はオールバックと一見、テレビタレント風の派手な身なりの若者だが、実は比の資格試験で超難関の司法試験に一発合格し、弁護士となった柿原次郎さん(27)だ。次郎さんは父親が日本人、母親が比人の新日系二...

第2回 ・ 水泳で培った行動力が源泉 セブで情報誌発行の忠内芳光さん

 日本人観光客も多く足を向けるフィリピン有数の観光地セブ。そのセブで今、夫妻「二人三脚」で無料情報誌を発行しているのが在住歴4年の忠内芳光さん(29)。約3年前、「魅力あるセブの正しい情報を日本に伝えたい」と一念発起、情報誌創刊にこぎ着けた。セブ情報は現在、情報誌に加えウェブサイトにも掲載され、同在留邦人の間にとどまら...

第5回 ・ オンライン英会話で日比つなぐ  レアジョブ社長の加藤智久さん

 インターネットの無料通信ソフトを通じてフィリピン人講師が教える「オンライン英会話」が日本で普及してきた。ITを利用して日比間をつなぐ新しいビジネスモデルで、現在100社近くがしのぎを削る。その中で、業界トップを走るのが講師3千人を抱え、1月に累計会員数が15万人を突破したレアジョブ社(本社・東京都渋谷区、支社・首都圏...

第6回 ・ 比日の自然素材と技術融合 手すき紙、豆本作家の志村朝夫さん

 ルソン地方北部の避暑地として観光客の人気も高く、教育の中心地でもあるベンゲット州バギオ市。そこから満員のジプニーに乗ること2時間半、さらにトライシクルで15分ほど行くと、同州カパガン町ラボックのポキン地区に着く。澄んだすずしい空気に、見渡す限りの緑。およそ外国人は滅多に訪れそうにない山中の農村に、比日の自然素材と技術...

第7回 ・ 比体操選手の指導に情熱 男子代表コーチの釘宮宗大さん

 首都圏マニラ市のリサール・メモリアル・スポーツコンプレックスの敷地内に、体操競技用の体育館がある。蒸し暑い館内では、日本人コーチがフィリピン代表の体操選手の指導に汗を流している。今年10月から、フィリピン男子代表の常勤コーチに就任した、釘宮宗大さん(29)だ。釘宮さんは「少しでも日本の技術を伝えたい」と話し、指導に熱...